キシリトールで歯の予防って本当に出来るの？

キシリトールガムは今やコンビニでも購入が出来ますし、一般的な存在となっています。

そもそもキシリトールとは、野菜や果物に含まれている自然の甘味料です。

キシリトールガムを咬むと、唾液の分泌が促され、虫歯の原因菌を弱らせる働きがあると言われています。

おやつの代わりにキシリトールガムを噛むことで手軽に虫歯予防が出来るのです。

健康なお口の中を保つ手段として最も重要なことが4つあると言われています。

①歯をブラッシングして清潔に保つ

②フッ化物配合歯磨き剤を使い、歯を硬く、虫歯になりにくくする

③正しい食生活を送り、体の健康を守る

④定期検診を受けて、チェックをしてもらう

キシリトールガムを噛むということは、この①〜④のどこにも位置しません。

しかし、キシリトールを正しく摂取することはこの①〜③の効果をこのように向上させてくれるのです。

①キシリトールは歯垢を剥がしやすくするため、ブラッシングの効果を高めます。

②フッ化物とキシリトールを一緒に使うと歯を固くする効果を強めます。

③おやつをキシリトールガムにすることで正しい食生活に近づけることも可能です。

もちろん効果が出ているかどうか、④の定期検診でのチェックは必要となります。

キシリトールの効果を得られると言われているものは、ガムかタブレットだけです。ケーキやジュースなどに含まれているケースもありますが、虫歯予防には効果がないのです。

なぜなら、キシリトールは、ガムやタブレットのように口の中に長くとどまらないと意味がないからです。これ以外にも、キシリトールが50%以上の高濃度で含まれていることや、砂糖などの甘味料が含まれていないことが必須とされています。

虫歯の予防効果を十分に得るためには、高濃度キシリトール配合のガムかタブレットを1日に3回、3カ月以上続ける必要があります。歯をきちんと磨いていても虫歯になりやすい方には、特に効果的な方法です。

　小さなお子様がいるご家庭では、お子様の歯が生える約３ヶ月前からキシリトールを摂取すると、お子様への虫歯菌の感染リスクを減らすことが出来るとも言われています。

ここで気をつけないといけないことはガムの「噛みすぎ」についてです。１日に1時間もガムを噛むと天然の歯がすり減ってしまうことがあります。何事もほどほどに、適切に摂取しましょう。

当院の受付でもキシリトールのガムを販売しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

キシリトールで歯の予防って本…